レガート記号って?

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おとはぴピアノ教室は、横浜市旭区のアットホームなピアノ教室です。

 

皆さんは、レガート記号をご存知でしょうか?

今回は、前回のスタッカート記号と反対の意味を持つレガート記号についてのお話です。

レガート記号は「legato」と文字で表します。これと同じ意味を持つ「スラー」という言葉があります。

「スラー」は弧線の記号で書かれていることが多いです。

「legato」は、「なめらかに弾く」という奏法のことを指し、「スラー」は、なめらかに弾く範囲を表すものです。

「legato」という言葉は約18世紀末頃に登場したといわれています。

 

ここで色々な作曲家の特徴を述べてみましょう。

モーツァルトは、あまりレガートで演奏しなかったといわれていて、レガートのことを「油がヌメヌメしているような感じ」と言っていたそうです。

同時代のクレメンティは、自身の著作「ピアノ奏法の手引き作品42」の中で「美しいレガートで引き立たせることは大切」と書いており、レガートに対してのテイストが大きく分かれた時代でもありました。

また、ベートーヴェンはレガートを多く用いています。

さらに、ピアノの音が持続するように改良されると、積極的にレガートの指示を使うようになりました。

19世紀からは、多くの作曲家がレガートの指示を使うようになり、中でもブラームスは多く用いた一人ですが、「non legato(レガートにしないで)」という指示も多く使いました。

 

この様に、作曲家によっても様々なレガートの使い方があり、演奏者もまた、人それぞれのレガートの弾き方があります。楽譜にはたくさんの指示があり、作曲者のイメージを読む面白さもあります!

おとはぴピアノ教室で、一緒に様々な音楽を味わってみましょう!

 

梅の花の見頃もそろそろ終わりかな😊